「ソフトウェア変更管理ツール導入で一気に解決!  開発業務の課題・内部統制対応」

掲載日:2010.02.08

事例概要

開発業務での課題であった本番移行漏れ、権限リストの設定漏れなどの人的ミスへの対応と内部統制への対応という二つの課題をMKS IMPLEMENTERの導入で一気に解消した。


事例情報

お客様名 NOK株式会社
導入年度 2009年

製品情報

提供会社名 キヤノンソフトウェア株式会社
事例種別 その他製造業
製品・サービス紹介URL http://www.canon-soft.co.jp/product/implementer/
特記事項

IBMiのアプリケーションの変更・リリースの履歴を管理し、アプリケーション開発の可視化を実現するソフトウェア変更管理ツールです。

背景

  オイルシールでは国内外で高いシェアを誇るNOK株式会社様(以下NOK)。NOKは主な基幹システムをIBM iで運用している。

 2008年4月以降の会計年度から日本版SOX法の適用が開始されたことにより、NOKも内部統制への対応に迫られた。

  ユーザー部門から日々発生する変更依頼に対応するのはNOKも例外ではなく、J-SOX対応のための新しい運用ルールを構築する必要があった。但し、現在管理しているLotus Notes資産を有効活用しつつ、より最適な運用の形が求められた。


導入前の課題・ニーズ

 やはり一番の課題は「内部統制(J-SOX)対応」である。自社でマニュアルを作り、紙ベースで全て運用をしている企業は少なくない。しかしマニュアルのみでは、その運用手順を永続的に維持することはなかなか困難である。なぜなら確実なルール化ができず、属人的な管理に陥りやすいからだ。属人的な管理に陥るということは、プログラム変更作業は各担当者の実行結果が全てであり、誰もその過程を知ることはできないし、管理もできないということである。内部統制対応ではこのような属人的な管理の排除が求められる。

 NOKにおいては、Lotus Notesを用いて開発保守管理を行っていたが、IBM iのプログラムの変更作業は属人化しがちであった。開発保守業務における大きな課題は、「本番移行漏れ防止」、「ソース変更管理」、「バージョン管理」や「オブジェクト権限設定」などである。 内部統制で指摘される「記録」(「いつ」、「誰が」、「なぜ」プログラムを修正したのか、移行したのかという、開発アプリケーション変更履歴)が、人手を介さず自動的に取得でき、Lotus Notesとの完全性をシステム的に評価できなければならない、ということも課題であった。


解決方法

 NOKが抱えていた課題を解決するために検討したIBM i向けソフトウェアはいくつかあった。しかし、最終的に導入したのは「MKS IMPLEMENTER(インプリメンター)」である。

 MKS IMPLEMENTERは内部統制対応を支援するアプリケーション変更管理ツールである。MKS IMPLEMENTERの導入により、NOKが希望していた「記録」がIBM iに自動的に構築されることが実現した。

最終的には、MKS IMPLEMENTERの以下の機能を活用し、

  • 移行時に発生する「オブジェクト権限設定」するCLを「特殊コマンド」に組み込み権限設定の自動化を実現
  • 標準機能である「移行記録」の自動生成
  • 標準機能である「アーカイブ」でメンバーのバックアップ自動化によるバージョン管理を実現

更に、Lotus Notesに関して以下の機能を

  • アプリケーション変更依頼内容をLotus Notesに入力して、その情報をMKS IMPLEMENTERに自動転送
  • MKS IMPLEMENTERの本番移行データをLotus Notesに自動転送

自社開発することで、Lotus NotesとMKS IMPLEMENTERの自動連携を実現させた。

 MKS IMPLEMENTERを導入してから本番運用開始までの期間は約2カ月である。この間、NOKは自社運用ルールの見直しや、Lotus Notesとの連携部分を構築した。社内の意識が高かったことがこの短期間での本番運用を加速させた。

 内部統制への対応は、その対応を迫られている企業にとっては何かと手間がかかる業務であるかも知れない。しかしNOKにとっては、この内部統制への対応をきっかけにMKS IMPLEMENTERを導入することで、今まで抱えていた開発業務の課題を解決することが出来たのである。


nok.jpg

導入後の効果

 NOKにとってMKS IMPLEMENTERの導入は様々な点でプラスの効果をもたらした。

  1. 一般的に管理ツールはオペレーションに慣れるまで時間を要することが多いが、MKS IMPLEMENTERはその時間が短期間で済んだ。MKS IMPLEMENTERはファンクション、オプションなどがIBM i標準に準拠しているため、IBMiユーザーにとって大変親しみやすく、操作性に対する不安感がないのである。
  2. 属人化されミスしやすいオペレーションを、CL化しMKS IMPLEMENTERに組み込むことで自動化して、作業効率の改善を実現させた。
  3. MKS IMPLEMENTERで管理しているプロジェクト№(MKS IMPLEMENTERに登録する依頼番号)とアプリケーション統制文書 (Lotus Notes管理DB)の連携を実現した。これにより開発依頼から本番移行までのアプリケーション統制文書と「プログラム変更履歴管理」が一元的に管理可能となった。
  4.  MKS IMPLEMENTERの移行履歴をCSVに出力することにより、移行プログラムのチェック工数を削減できた。MKS IMPLEMENTER導入以前は、開発者は移行対象オブジェクトの変更履歴を一つずつ目視チェックしていた。

 MKS IMPLEMENTERの導入をきっかけに開発業務をあらためて見直すことにより、標準化、可視化を加速させた現在ではNOKが想定した以上の効果が出ている。内部統制への一連の対応が、結果的にはNOKにとって業務最適化につながったのである。


提供会社

事例提供会社名 キヤノンソフトウェア株式会社
事業区分 製品販売(ハードウェア、ソフトウェア)、受託開発 、アウトソーシング、研修、ソリューション販売 、アプリケーションパッケージ
本社所在地 東京都港区三田3‐9‐6
企業URL http://www.canon-soft.co.jp/
電話番号 03-3455-9885
FAX番号 03-3455-9982

お客様情報

お客様名 NOK株式会社
企業規模 1001~5000名
お客様所在地 関東
お問い合わせはこちらから

※本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
※記載された会社名および製品名などは、該当する各社の登録商標または商標です。

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