汎用機からのマイグレーションに伴う高度な帳票運用管理をUT/400で実現

掲載日:2010.04.19

事例概要

●IBM i(System i)へのマイグレーションと同時に帳票運用環境を移行
●メインフレーム時代の運用性を限りなく再現
●UT/400を採用し徹底した帳票運用管理を実施


事例情報

お客様名 セイノーホールディングス株式会社
導入年度 2006年

製品情報

提供会社名 株式会社アイエステクノポート
事例種別 ソリューション販売
製品・サービス紹介URL http://www.istechnoport.co.jp/product/ut400/index.html
特記事項

■UT/400-SPL   - 仕分け・結合 -

 

■UT/400-SAV   - スプール保管・管理 -

 

背景

●メインフレームからのマイグレーションによる帳票印刷環境の問題
 

路線トラック業界で最大手の西濃運輸を中核事業会社に持つセイノーホールディングスは、メインフレーム上で運用していた基幹業務システムをIBM i (System i)へ全面移行し、カンガルー・オンラインシステム(貨物追跡システム)をはじめとする各種業務システムの本番稼働をスタートさせた。それまでメインフレームとIBM i (System i)の2本立てであった処理プロセスをIBM i(System i)へ1本化した。メインフレーム上で稼働していた3 万本以上、約1500 万ステップのJCL やCOBOLプログラムどに対して、IBM i (System i)へのストレートコンバージョンを実施した、1 年7 カ月・総工数1800 人月を費やしたビッグプロジェクトである。この大規模マイグレーションに際して今まで運用していた帳票印刷環境の移行も検討対象になった。


導入前の課題・ニーズ

IBM i (System i)への大規模マイグレーションプロジェクトにおけるコンセプトの1つに、操作性から運用性まで、メインフレーム環境で実現していた現行のオペレーションに限りなく近づけることが挙げられていた。同社はメインフレーム上で「A-SPOOL」という帳票運用管理ツールを利用していた。約5000種類の帳票のうち、対象となるのは請求控えなど経理系の約350種類の帳票、および紙で出力していた20種類の印刷帳票である。A-SPOOLではユーザーアプリケーションを常時監視し、スプールファイルの取り込みや仕分け・配布、電子帳票システムへの連携、バックアップ、帳票品質のチェックなど、ほとんどのジョブを自動化していた。こうした運用環境を、IBM i(System i)上でも実現したいと考えていた。


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解決方法

●UT/400によりメインフレーム時代と同等の高度なレベルで帳票運用管理を実現

 

A-SPOOLで実現していた帳票管理機能に、機能的に近くカスタマイズにより実装できると判断して導入を決定したのが、IBM i (System i)上で安定稼動する帳票運用管理ツール「UT/400」であった。IT環境全体の維持管理を考慮し、できるだけPCサーバーの数を増やしたくないという方針がありUT/400であれば IBM i (System i)上で稼働し、別サーバーの導入が不要な点が採用理由になっている。
導入されたのは、仕分け・配布を実行する「UT/400-SPL」と、スプールの保管・復元を実現する「UT/400-SAV」である。開発・販売元であるアイエステクノポートの支援を受けながら、メインフレーム時代の運用性を再現した。A-SPOOLは自動化レベルが高く、きめ細かく機能がサポートされていたのでUT/400のカスタマイズで対応。 A-SPOOLでは、複数の仕分けキーの組み合わせによる複雑な仕分けも可能であったため、UT/400でも複合抽出条件の設定による仕分けが可能になるようカスタマイズを実施。さらにこうした複合的な仕分けキーを使って、複数のスプールファイルを分割し、OUTQ内で配布先ごとにそれらを結合する機能もサポートされた。このほかにも、電子帳票システムへのインターフェースの開発や、使用していたセンター出力のレーザープリンタ固有の帳票定義コマンド(富士ゼロックス)への対応などがある。他にA-SPOOL(A-QUOLITY)で帳票品質のチェック機能が搭載されていた。これは例えば、前月と今月の実績値を比較して、極度に数値に開きがあるなど何らかの異常がある場合は、自動的に感知するシステム。この機能については、今回は電子帳票サーバー側で開発し、UT/400では品質チェック用のデータを出力する機能を利用した。保管・復元については、ユーザーアプリケーション側で 1週間に1回、データのバックアップを実施しているが、障害発生時は 1週間前のデータしか復元できないため、その間の差分を保管する必要がある。メインフレーム時代はこのバックアップ作業をA-SPOOLが実行していましたが、現在は UT/400-SAVを使って、各ライブラリーへ毎日、スプールファイルを保管している。


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導入後の効果

細かなカスタマイズ作業などを積み重ねた結果、UT/400による帳票運用環境は、ほぼメインフレーム時代のそれと同じレベルで実現されている。本稼働以降、電子帳票システムで管理される帳票数は倍以上の800種類、紙の対象帳票は40種類と増大したが、順調な運用が続いている。


提供会社

事例提供会社名 株式会社アイエステクノポート
事業区分 製品販売(ハードウェア、ソフトウェア)、受託開発、アプリケーションパッケージ
本社所在地 東京都港区芝5-1-13三ツ輪三田ビル9F
企業URL http://www.istechnoport.co.jp
電話番号 03-5765-2501
FAX番号 03-5765-2506
事例URL http://www.istechnoport.co.jp/sample/pdf/seino.pdf

お客様情報

お客様名 セイノーホールディングス株式会社
企業規模 5001名以上
お客様所在地 東海
お問い合わせはこちらから

※本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
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