ERPパッケージをRPG+Delphi/400による自社開発でリプレース

掲載日:2010.06.02

事例概要

RPGとDelphi/400による基幹システム再構築事例。ERPパッケージを廃止し、RPGとDelphi/400により、自社開発で、国内/海外を統合する基幹システムを再構築した。


事例情報

お客様名 株式会社ディスコ
導入年度 2007年
フェーズ 要件定義、設計、構築(開発・カスタマイズ)、テスト、移行
開発言語 Delphi

製品情報

提供会社名 株式会社ミガロ.
事例種別 製品販売(ハードウェア、ソフトウェア)
製品・サービス紹介URL http://www.migaro.co.jp/contents/products/delphi400/point/index.html
特記事項

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背景

同社は、Kiru(切る)・Kezuru(削る)・Migaku(磨く)を徹底的に追求し、半導体製造に使う切断装置で世界シェアトップ。海外拠点で使用していた販売管理用ERPパッケージ「OneWorld」の老朽化により、次期システムへのバージョンアップを検討することとなった。


導入前の課題・ニーズ

同社は1998年、2000年問題対応と業務課題の解決を目的として、海外拠点の販売管理用にERPパッケージ「OneWorld」を導入した。5年間の利用後、そろそろソフトウェアの耐用期限切れと考えバージョンアップの検討に着手。ところが、ベンダーからの見積が、初期費用とほぼ同等の数億円を超える額だったため、一転して自社開発でのリプレースに決定した。OneWorldには同社にとって不必要な機能が多かった点も継続しなかった理由の一つだった。
今回の再構築では、国内拠点用システムと海外拠点用システムを一本化し、海外拠点で使用するシステムも自社開発することが大きな目標であった。また、海外拠点向けのシステムについては、国内と異なる要件が多々あるので、現地それぞれの事情に合わせて開発することも重要な課題だった。
開発面については、同社は20年来のIBM i ユーザーで、高いスキルを持つRPG技術者が多数いる。そのため、開発手段を選定するにあたっては、RPGスキルを有効活用できることが条件であった。


解決方法

再構築の対象は、売上管理、在庫管理、売掛管理、買掛管理などの各システムと販売管理システムである。このうち販売管理システムの方は国内用と海外用に分かれており、従来、国内用は自社開発のシステム(SORA)で、OneWorldは海外用として使用してきた。また、海外の3拠点(米国、ドイツ、シンガポール)はすべてOneWorldだった。
開発言語についてはRPGがメインであったが、一方、開発ツールとしてRPG資産を有効活用できるDelphi/400を採用した。Delphi/400は、管理会計システム(RPG)のGUI化で利用した経験があり同案件の担当者から非常に使い易いとの評価があった。さらに、Delphi/400の販売元でシステムインテグレーションも手がけるミガロ.の開発応援も期待できた。
海外拠点用システムについては、現地に合った仕様でうまく開発できるか当初は懸念があったが、調査の結果、どの拠点も意外にシンプルなシステムで運用してきたことが判明した。実際の開発手順としては、国内・海外拠点に共通する部分を「スタンダード・モデル」として先に開発し、その後に各ローカル拠点特有の要素をアドオンする形にした。
また、開発フェーズを、「要件定義」、「外部・内部設計」、「プログラム開発」の3段階に分けて進めることにした。ウォーターフォール型のように前工程を固めてから後工程に進むのではなく、前工程の終了前でも次の工程にかかれるものは着手し、並行して作業を行うようにした。
実際には、要件定義に半年、外部・内部設計とプログラム開発に約1年とのスケジュールをたて、2005年12月から統合テストに移った。テストの結果、品質の問題や要件不足の判明もあり、サービスインまでさらに1年かけ、2007年1月より本番稼動している。この点に関して、当初設定した納期が厳しすぎたため、開発作業フェーズが短縮されてシステムの不具合が発生し、結果的にカットオーバーが遅れてしまった、と同社では振り返っている。その後のユーザーフォローが功を奏し、ユーザーからの指摘事項は本番稼動半年ほどで激減し、安定稼動して現在を迎えている。こうして、ERPパッケージから自社開発システムに切り替えるという果敢なプロジェクトは無事に完了することができた。


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導入後の効果

開発したプログラムは、60%がRPGで、40%がDelphiとなった。RPGを有効に活用できるDelphi/400により、開発担当者のRPGスキルを充分に活用して開発を進めることができた。自社開発での再構築のため、エンドユーザーから、使い易くなったと高評価を得た。また、国内システムと海外システムを統合できたので、システム保守、運用、ハード資源などの効率化を図ることができた。


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提供会社

事例提供会社名 株式会社ミガロ.
事業区分 製品販売(ハードウェア、ソフトウェア)、受託開発
本社所在地 〒552-0017 大阪市浪速区湊町2-1-57 難波サンケイビル13F
企業URL http://www.migaro.co.jp/
電話番号 06-6631-8601
FAX番号 06-6631-8603

お客様情報

お客様名 株式会社ディスコ
企業規模 1001~5000名
お客様所在地 関東
お問い合わせはこちらから

※本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
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