業務継続に向けてHAソリューションの導入・運用
掲載日:2010.09.17
事例概要
HAソリューション導入による業務継続環境の実現、運用のアウトソーシングで24h/365dのバックアップ環境を実現。
事例情報
| お客様名 | 非公開 |
| 導入年度 | 2007年 |
製品情報
| 提供会社名 | 株式会社CSIソリューションズ |
| 事例種別 | アウトソーシング、ソリューション販売 |
背景
IBM i を使用して基幹業務システムを構築・運用していましたが、月末の負荷集中するタイミングでシステムダウンが発生しました。
物流、支払処理に大きな影響を及ぼす結果となり、HAの必要性を痛感しシステム全体の冗長化の検討・導入を決定しました。
導入前の課題・ニーズ
HA環境構築にあたり、『できるだけ短時間での業務復旧(2時間以内)』という目標を設定されました。
この目標を実現する為には、
(1)リアルタイムに同期が行え、データロスをゼロに近づける
(2)現状使用しているシステムに対する影響度(パフォーマンス、プログラム改修など)を少ない
(3)維持、運用管理についての負荷を増やさない
(4)OSが持っている複数種類のオブジェクトの同期をサポートできる
などの具体的な要件が存在し、他社のHAソリューションとも比較検討を行った結果、ソリューションは“MIMIX ha1”を運用はCSIソリューションズが提供する“MIMIX運用支援サービス”を選定されました。
解決方法
HA環境を構成するに当たり、今までのIBM i 1台体制から東名阪の3台体制に変更し、設置場所を大阪と東京の2拠点に分割する事で、災害対策も考慮した環境を実現しました。(大阪3区画および名古屋1区画を東京バックアップ、東京1区画を大阪でバックアップ環境を構成)
実際に障害・災害が発生した場合、バックアップ環境で業務を開始する為には以下の様な作業が発生します。
1.切替判断
2.ネットワーク切替
3.障害発生時の活動業務
4.データ・リカバリー
5.サブシステムの開始
6.常駐ジョブの開始
7.業務開始
上記の様な作業は、障害・災害発生時もしくは年1回の切替テスト以外には実施する事が無い為、いざ実施しようとした時に操作ミスや確認に時間がとられ2時間以内の業務再開が保証できない可能性が出てきます。その問題を解決する為に本番機の異常を検知するモニターを準備し、異常を検知した場合に自動で切替作業が開始されるように“切替プログラム”を準備しました。もちろん人が判断してから実施しなくてはいけない作業も有りますので、全体の作業を管理する為の“切替メニュー”を整備し、切替作業の管理が出来るようにしました。
また、障害・災害発生時の本番機での活動中のジョブを把握す事が困難な為、“iSecurity”の機能とプログラムを組み合わせる事で、“完了ジョブ”、“稼働中ジョブ”、“未稼働ジョブ”を把握し、バックアップ機での業務再開の時間の短縮を実現しました。
HAソリューションの運用については、CSIソリューションズの“MIMIX運用支援サービス“をご利用いただく事で、24h/365h何時でもバックアップ機へ切り換えられる環境を実現しました。
導入後の効果
Q1.HA導入後、ダウンタイムなどの低減など導入前と比べて効果は現れていますか?
A1.導入後に障害を体験していないので、推測になりますが、万が一障害が発生しても自分達の手で数時間での復旧が可能であるという観点から、効果は現れると考えています。導入前は、H/W障害に対して、CE作業を待ってからの復旧作業が必要になっていたので、ダウンタイムが全く読めない状態でした。しかし、HA構成にする事により、業務復旧までの時間はおおよそ1時間以内に実施することが可能になりました。また、重要度の高い業務については、設定変更を行うことで業務継続可能な状態になっているので、災害にも対処ができると考えています。
Q2.ダウンタイムの短縮により、どれくらいの機会損失の削減になりましたか?
A2.対外的な業務に対する機会損失は計り知れません。取引の減少や支払いの遅延などの直接的な影響から、取引先様からの信用の低下など、様々な観点から影響を最小限に抑える対策ができたと思います。
Q3.障害発生時に切換訓練は役に立っていますか?
A3.導入後、実際に障害が発生していないので、その効果はまだ分かりませんが、確実に役立つと思っています。HAシステム導入後から、自社開発などでシステム環境は刻々と変化しています。導入当初に想定していた切換の手順や、業務内容の確認について、定期的に見直し、実行に移すフェーズは必須だと考えています。計画的に訓練を行うことで、机上では見えなかった問題も発見することができます。
Q4.HA体制の運用のポイントは?
A4.H/Wをデータセンターに預けることにより、H/W障害の監視を自社で行う必要が無くなっている分、運用負荷が軽減されている部分があります。また、切換を行う時にも、専門知識が無くても実施できるようにメニュー化をしてありますので、アウトソーシング先のオペレーターが迅速に処置できるようになっています。『誰でも、簡単に』操作できるのが、ポイントと言えるかも知れません。特に、HAは難しい、大変だ、と思われがちですから。
提供会社
| 事例提供会社名 | 株式会社CSIソリューションズ |
| 事業区分 | 製品販売(ハードウェア、ソフトウェア)、アウトソーシング、研修 |
| 本社所在地 | 東京都新宿区西新宿6-8-1 |
| 企業URL | http://csi.co.jp/ |
| 電話番号 | 03-5326-3595 |
| FAX番号 | 03-5326-3643 |
お客様情報
| お客様名 | 非公開 |
| 企業規模 | 1001~5000名 |
| お客様所在地 | 関東 |
※本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
※記載された会社名および製品名などは、該当する各社の登録商標または商標です。







