3台のPower Systems導入による三重体制の本格的な災害対策に着手

掲載日:2011.06.07

事例概要

●Bitis HA導入によりサーバーを二重化
●開発機に夜間バッチデータを送信してさらにデータを保全
●システム人員の運用体制に沿った災害対策を実現


事例情報

お客様名 株式会社加貫ローラ製作所
導入年度 2008年
フェーズ 要件定義、設計、構築(開発・カスタマイズ)、テスト、移行、研修、保守
プロジェクト期間 3ヶ月

製品情報

提供会社名 株式会社ビーティス
事例種別 製品販売(ハードウェア、ソフトウェア)
製品・サービス紹介URL http://www.bitis.co.jp/solution/ha_solution.html#001

背景

大阪市に本社を置く加貫ローラ製作所は、1990年頃にAS/400を導入し、販売管理・生産管理・給与・経理・勤怠管理の各システムを運用してきた。給与・経理システムについては「iSeries Site」(日本IBM)を導入してカスタマイズしているが、その他はRPGにより自社開発している。そのような中、1995年に発生した阪神・淡路大震災を間近に体験して、災害対策の重要性を痛感することになった。


導入前の課題・ニーズ

 同社では予算検討を続けた上で、2000年にサーバーの二重化に着手した。まずこの時は、本番機を大阪本社に、バックアップ機を隣接する本社工場の建屋に設置し、RPGによるバックアップツールを自社開発して、1日分のデータを夜間にバックアップ機へ転送する仕組みを構築した。
  本番機とバックアップ機を本社周辺に設置した場合、同地区全域が被災する危険性も考えられるが、この時はとりあえず、建屋を変えることで被災リスクを軽減し、前日までのデータを保全することで災害対策の第一歩を踏み出した。
  それ以来、この二重化体制を続けてきたが、2006年に本番機で発生したシステム障害により業務が停止する経験をした。このことが、HAシステムの本格的な検討に拍車をかけた。
  この時はSCSIカードのエラーという比較的軽微な障害に起因するシステムトラブルであったが、発生直後の障害判別の対応が遅れ、回復までの時間が読めなかったのでバックアップ機に切り替えるタイミングを逸し、結局半日ほどシステムが停止することになった。日中の業務が集中する時間帯の停止であったため影響が大きく、障害停止時に短時間で切り替えられる本格的な二重化体制の構築が求められることになったのである。


解決方法

  2008年12月、マシンリプレースを機にPowerSystems 520および2台の515を導入した。V5R1からV6R1へバージョンアップすると同時にBitis HAを導入し、本格的な災害・障害対策を実現した。
  本番機の520は本社へ、バックアップ機である515は以前と同様、隣接する本社工場へ設置し、Bitis HAによるリアルタイムなミラーリングを実行する。システム停止が1時間以上におよぶと判断した場合は、即座に515に切替える。この切替えに要する時間は15分を想定している。
  加えて、開発機およびテスト機を兼ねたもう1台の515を滋賀工場に設置し、本番機から夜間バッチジョブのデータをこの515へ送って保全している。万一、大阪本社周辺の本番機とバックアップ機が被災した場合は、多少の切替え時間は要するものの、業務システムをインストール済みの滋賀工場の515で業務を継続できるという仕組みだ。いわば3重のバックアップ体制が整っていることになる。
  同社がこうした仕組みを採用しているのには、限られたシステム人員で対応せざるを得ないという状況がある。同社は工場、営業所、そしてグループ会社を含めると全国各地に拠点を展開しているので、地震などの自然災害を想定した場合、バックアップ機への切り替え作業を担当する人員をその拠点に配置しなければならないが、恒常的に配置するのは難しいという事情があったので、本社のシステム人員が即座に切替え作業に動ける近距離にバックアップ機を設置した。また、滋賀工場であれば、万一そちらに切替えることになってもシステム人員の手が届く範囲にあると判断している。


導入後の効果

  システム部門である経営情報システムグループの人員は3名。この限られた人員で、基幹業務システムの開発・運用管理から、PCサーバーやネットワークの管理、全拠点に導入されたPC端末のヘルプデスク業務にまで対応しなければならない。
  そこで同社では、たとえシステム管理者が不在でも、スムーズに運用が続くよう、RPGで様々な運用管理ツールを作成し、自動化の領域を広げている。例えばメッセージの監視や、ファイル容量がしきい値を超えた場合に管理者へ通知する仕組み、また今回のHAソリューションの稼働監視なども自社開発のツールで対応しており、今後も更なる運用管理業務の負荷軽減を目指している。


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提供会社

事例提供会社名 株式会社ビーティス
事業区分 製品販売(ハードウェア、ソフトウェア)、ソリューション販売
本社所在地 東京都中央区新川1-2-10 新川むさしやビル7F
企業URL http://www.bitis.co.jp/
電話番号 03-3552-2500
FAX番号 03-3552-2522
事例URL http://www.bitis.co.jp/imagazine/PDF/katsura.pdf

お客様情報

お客様名 株式会社加貫ローラ製作所
企業規模 101~500名
お客様所在地 関西
お問い合わせはこちらから

※本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
※記載された会社名および製品名などは、該当する各社の登録商標または商標です。

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